センサ活用の運転スキル向上策で、交通事故防止を狙う!

2011/09/22 ニュース by irc

交通事故の発生件数を減らさない限り、事故死者数を大きく削減するのは難しい。ITSの普及・拡大は事故を未然に防ぐ効果が望めるが、運転者の運転スキルがさらに高まれば、事故をもっと減らせるはずだ。電子技術を活用して運転者のスキルを定量的に評価し、評価結果をフィードバックすることで運転者の予防安全意識を向上させようと活動しているのが、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)知能ロボティクス研究所(野間主任研究員・多田研究員)である。左右確認時の首の角度や時間、曲がるときの速度、アクセルやブレーキのタイミングなど、普通に路上を運転する際の運転者の挙動を数値化し、運転のクセを見つけ出し、理想的な運転とのズレを明確にする。客観的に評価された結果を運転者が認識することで、事故の”芽”を摘むことを狙う。この測定システムは、ATRの基礎研究を基に、ATRが山城自動車教習所と2008年に共同開発したものである。ATRはObjetシステムの活用範囲をさらに拡大するため、2011年10月28日にシンポジウムも開催した。今後は、一般運転手のObjectシステムの利用を増やす策を検討している。

日経Tec-on!

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110920/198429/?P=1

 


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