環境情報構造化プラットフォーム

ロボットや携帯端末で 人の位置や行動の情報が取り出せる

背景と目的

商業施設など日常利用している環境の中でロボットが人にサービスを提供するとき、人がどこにいるのか(位置情報)、その人がどのような場所にいるのか(場所の意味)、その人がどのような行動をしているのか(行動の意味)、をロボットが把握できれば、人にどのようなサービスを提供すればよいのか、人に対してどのように振る舞えばよいのか、を考える手掛かりとなります。

このような、環境中の人の位置や意味情報(プリミティブ)を取り出せるインフラ(共通プラットフォーム)ができれば、これを基に様々なロボットサービスを考えだす人や企業が生まれ、街や家庭で役に立つ新しいロボットサービスが広まると考えられます。

本研究では、人々の正確な位置を計測する技術と、この位置の情報から空間や行動の意味づけを行う技術「環境情報構造化技術」を確立します。また、これらの情報を環境から取得するためのインフラである、「共通プラットフォーム環境」を構築していきます。

特徴

特徴のイメージ

環境情報4層構造モデルのイメージ

今後の予定

ロボットはスタンドアロン・独自仕様の時代から、位置・環境情報の共通プラットフォームと連携したサービスに移行することによって、開発の効率化やサービスの多様化・低価格化が促進され、コンピューターネットワークと同じような新産業が生まれる可能性が強くなります。この意味で、本研究での技術を実現し、共通プラットフォーム環境を多くの企業や研究者に利用してもらうことで、新しいロボットサービス市場の創出を促します。

環境情報構造化プラットフォーム特設ページ

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