DIL研究報告:Re-born 6th発表「β-エンドルフィンを介した鎮痛効果の個人差」

先日、海外ゲストを招き国際化の第一歩を踏み出した麻酔メカニズム研究会 "Re-born 6th" にて、深層インタラクション総合研究所(DIL)の研究成果をポスター発表いたしました。
この貴重な機会に、私たちの成果を発表できたことを大変嬉しく思います。

目指すのは「人にやさしいアバター」

本発表は、ムーンショット目標1:誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現の「研究開発項目6:生体影響調査」の一環として、人にやさしいアバターとはどんなものかを追求する研究です。特に、個人の特性(個人差)に着目し、性格傾向という観点から分析を行いました。

  • 発表タイトル:
    β-エンドルフィンを介した内因性鎮痛機序の解明~有酸素運動と性格特性による鎮痛効果の個人差~
  • 発表者:
    岸本千恵、Bu-Omer Hani M.、中江文

成果の要点

運動によって分泌される物質(β-エンドルフィン)の分泌しやすさを調べたところ、個人の「信頼」傾向という性格特性と関連する可能性が示唆されました。

この結果は、β-エンドルフィンの分泌のしやすさの個人差が、人の心身の反応の個人差に影響を与えている可能性を示すものです。

DILでは、今回の示唆をもとに、個人の特性(性格傾向)に合わせた最適な対話や支援を提供できる、真に「人にやさしいアバター」技術の実現に向けた研究を進めてまいります。