インタラクション技術バンク(ITB: Interaction Technology Bank)は、深層インタラクション総合研究所(DIL: Deep Interaction Science)の研究成果を、社会の中で役立つ技術へと育てるために2019年に誕生しました。

DILは、ロボットやアバターが人と共に暮らす“快適な百寿社会”を目指し、人と人、人とロボット、人とアバターの関わりを探求し、遠隔操作アバターの活用法や人とロボットの自然な対話技術など、多くの成果を生み出してきました。

ITBでは、そうした成果を企業や研究機関と一緒に、一般の方が実際に体験できる形にまで仕上げます。そして、その体験から得られた声をもとに、さらに新しい研究を進める「バックキャスティング型」のサイクルを回しています。技術を育み、暮らしを豊かにするサービスや製品として届ける――それがITBの使命です。

所長ご挨拶

インタラクション技術バンクは、深層インタラクション総合研究所の研究成果を、企業や研究機関の皆さまと共に、社会で活用できる技術へと育てることを目的として、2019年に設立しました。銀行(バンク)でお金を育てることと同じように、私たちは技術を育て、社会に成果を還元する研究開発を進めています。

一般生活者の皆さまや、企業の皆さまに研究成果を活用していただくことで、社会実装を進める上で必要となる新しい研究開発要素に気付くことができます。しかし、研究成果をそのまま社会で活用することは困難です。そこで、企業や研究機関の皆さまと共に、一般生活者の皆さまが体験できるカタチまで研究成果を練り上げ、未来の暮らしの体験からのご意見をもとに新たな研究開発を進める、バックキャスティングサイクルを構築していきたいと思っております。

新たな技術が素早く適切に活用されるワクワクする未来に向けて、是非みなさまのご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

インタラクション技術バンク
バンク長 宮下 敬宏