情報セラピーインタフェース

高次脳機能障害者のための コミュニケーションを支援

概要

高次脳機能障害者のためのコミュニケーションを支援し家族の介護負担を軽減するための、コミュニケーション支援技術、人物行動認識技術、コンテンツ提示技術などについて研究しています。

背景と目的

●認知症などの高次脳機能脳障がい者あるいはコミュニケーションに障害を持つ方は、様々な障壁からコミュニケーション機会が低下し、ひきこもりがちになります。鬱の併発を避け、症状の進行を抑制するためには、コミュニケーションの機会を増加させ、自己表現の機会を創出する必要があります。
●被介護者の問題行動への対処のため、介護家族は多くの時間を割かれています。これらの方々に一時的にも安心して介護から離れられる時間を作り出す必要があります。

開発技術

●遠隔傾聴支援システム
TV電話端末間でのビデオや写真の同期共有技術により、遠隔の傾聴ボランティアと被介護者の間で行なわれる傾聴活動を支援する“遠隔傾聴支援システム”を開発しました。

遠隔傾聴支援システムのイメージ

●ロボット看板システム
非接触遠隔視線検出技術と、コミュニケーションロボット技術を融合し、高齢者や障がい者にとってわかりにくい掲示板を、人が見ている場所にあわせてロボットがわかりやすく説明する“ロボット看板システム”を開発しました。

ロボット看板システムのイメージ

●トイレタスク支援システム
赤外ドットパターンの変化から人の姿勢を推定する技術で人の行動を認識することにより、トイレの中でのタスクを支援する“トイレタスク支援システム”を開発しました。

トイレタスク支援システムのイメージ

今後の予定

在宅環境におけるコミュニケーションの支援のみならず、屋外や施設内など様々な状況下で、自然なインタラクションにより適切な情報提供を行なう、総合的な生活支援基盤技術の開発を行ないます。


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